北朝鮮と日本外交の苦しい裏事情

北朝鮮が最近になって長距離ミサイルを発射するのは

ウクライナへのロシア侵攻が影響していると考える。

ロシアと北朝鮮は古くから親密な関係にある。

ミサイル発射は、ウクライナ侵攻をするロシアへの国際非難が高まり国際情勢が不安定化する

「どさくさのタイミング」を狙っているほか、ロシア非難を強める米国への「嫌がらせ」として、米国へ距離が届くミサイルを発射しているとみられる。

北朝鮮のミサイル発射は、日本に対しても深刻な問題である。

これまでのミサイル実験の着弾点は主に日本海であり

時には排他的経済水域内に着弾しているため、日本近海を航行する船舶にも脅威となっている。

今後、ミサイル発射実験が繰り返され着弾点が日本の領土内になる可能性も否定できない。

日本人は「平和ボケ」しているところがあり北朝鮮のミサイル発射が相次ぐことで

一般人は「またか」程度にしか考えないようになり、恐怖心が薄らぐ。

日本政府は「北朝鮮に厳重抗議した」などと強弁しているが

拉致問題に関する交渉など一向に進んでいないことからしても

今の日本の外務省が北朝鮮とまともに交渉するパイプなど有していない。

日本外務省が行う「北朝鮮への厳重な抗議」について

有識者から「抗議文を北京にある在中国北朝鮮大使館にファックス送信しているだけ」と聞いたことがある。

これが事実なら、日本外交の実力などその程度ということである。

他方、北朝鮮の兵器能力の向上には、在日朝鮮人も関係してきた。日本の大学に進学した在日朝鮮人が、学術論文などの文献を入手し、北朝鮮に送っていたという。  

また、在日本朝鮮科学者協会(科協)という在日の科学者の連合体も物資の調達などに協力していた。ある軍事問題専門家は、「過去のミサイル発射時には、同タイミングで朝鮮総連が北朝鮮に寄贈した貨客船『万景峰92』が日本海を航行しており、ミサイルの飛行経路などの観測に使われた」などとする見解を示していた。

このほか、北朝鮮は、朝鮮総連が管轄していた朝鮮信用組合(朝銀)を「総連の打ち出の小槌」として金の出し入れを思い通りにしており、朝銀を使って錬金術のように金を生み出し、北朝鮮の財源としてきた。しかし、朝銀が破たんし、その機能は果たせなくなった。朝銀から朝鮮総連への融資と認定された負債は630億円規模だが、そのほとんどが北朝鮮に流れたであろう

また、朝銀から借り入れを行った在日商工人や個人も、親族支援の名目に北朝鮮に送金しており、それらを合計すれば、北朝鮮には総計数兆円規模の金が日本から流れ、そうしたカネの一部が兵器開発などに利用されたであろう。

日本の中にこうした北朝鮮を支援する体制があって、今日まで北朝鮮が存続してきたこと、北朝鮮の兵器能力強化に一役を担ってきたことを忘れてはならない。